Kaigi on Rails 2023で感じたリアルイベントの大切さ

こんにちは!

2023年10月27日(金)28日(土)にKaigi on RailsというRailsのカンファレンスが行われました。
公式ホームページはここ当日の内容を動画で見るにはここで確認出来ます。
中身はとても濃く、知らなかったことや他社さんの事例などをたくさん吸収出来てとても有意義な時間だったと感じました。

今回は久しぶりに参加したオフラインイベントだったのですが、イベントが終わって少し経ってから改めてではありますがやっぱりリアルイベントって大切だなぁと思ったので書いていきます。

僕たちはオンラインで仕事が出来る

改めて考えてみるとコロナ以前はオンラインで仕事は出来るけれどもあまり積極的にやらない、むしろ出社が出来る距離に住んでいるのであれば出社するのが当たり前というのが僕が思うコロナ前の世界だった。
それでもエンジニアの人たちは肌感覚としてはフルリモートで仕事出来るだろうなぁってなんとなく思っていたし、世界的にはエンジニアはGitHubなどを通じてフルリモートで仕事している話を聞いていたのでいいなぁと思いながら日本ではなかなか進まないだろうなぁとか思っていたと思う。

実際GitHubとかは創業当初からフルリモートだったし今でもこんな記事が見つかる。フルリモートって働き方が出来始めた時期だったのかな、と今だと思う。この記事は2016年のものらしいのでこういう潮流が出来ていた時期なのだと思う。

「リモートワークは手段でしかない」GitHubが作りだす“幸せの最適化” – ログミー

それがコロナ禍になったときにそのくすぶっていたフルリモートの流れが一気に来た。小さいチームのほうがフルリモートに移行するのはあっという間だったし大企業でもフルリモートの流れが来た。
今まではエンジニアはリモートで仕事が出来てもそれ以外の人たちは仕事出来ないよねっていう雰囲気だったのがリモートで仕事をしなければいけない環境になり一気にリモート化が進んだ。会社もリモート化しなければならないのでシステムを準備した。
こんな状況になってわかったこととしては今までオフィスに行かなくてもこの仕事出来るよなーとなんとなく思っていたことが、オフィスに行かなくても仕事が出来る!ということが確定したことだ。

いまやリモートが当たり前になっている。

最近知った面白いこととして、高年収帯のエンジニアほどフルリモートの割合が増えるらしい、ということだ。
確かにスキルがしっかりあるエンジニアであれば色々なところから仕事が来るだろうからフルリモートで受ける、というのが合理的だと思う。

Findy 年収別リモートワークの現況


画像引用:Findy

僕たちはオンラインで人間関係が作れる

コロナ禍になっていったいどうなることやら、と思っていたがみんなオンラインを駆使してうまく生きていたと思う。
コロナ禍でもスムーズとはいわないけどうまくやっていた。仕事でミーティングが必要なときはオンラインミーティングで対処した。実際それで仕事はまわっていったしそれが普通のようになっていた。
オンライン婚活も開発されたし今までの友達とはオンライン飲み会が開催された。外食していた部分はUber Eatsなどに置き換わったしNetflixやAmazonなど様々な娯楽もオンラインに移行していった。勉強会やもくもく会も同様にオンライン化し、それはそれで盛り上がっていたと思う。

新しい人間関係を作ることも既存の友達との人間関係を強化するのもオンラインで行うことが出来た。僕たちはオンラインで人間関係が作れることにも気づいたのだ。

それでもリアルで会いたくなる

そんな時期を数年過ごしたあとやっとコロナ禍も終わりを迎えつつあり、色々なものがオンラインではなくオフラインに戻ってきた。
仕事もオフィス回帰の流れがあるしミーティングもリモートも交えながらリアルな場が増えてきた。居酒屋は繁盛してそうだし映画館にも行けるようになった。
そうなってくると感じるのはやっぱりリアルで出会うことの価値だ。ソースがどこだったかわからない、適当な知識として聞いて欲しいけどリアルで人が出会ったときに相手から受け取る様々な情報をデータ化すると1秒間に6GB程度らしい 。リモートにしてしまうとせいぜい1分で数MB程度だろう。受け取る情報量がまだまだ違いすぎる。それだけ情報量が違うと相手への印象も全く違うだろうしリモートだと思わなかったけどリアルで出会うと思うことがあるかもしれない。

今回参加したKaigi on Railsもそうだ。受け取る情報は発表者のスライドと声がメインになるのでオンラインでもオフラインでも結果は変わらない気がするがやっぱりオフラインで見るとなにかが違う。自分の中に吸収される感じも違う気がする。
懇親会はもっと違う。人見知りをかましながら勇気を出して話しかけてみて楽しかったときはなんとも言えない気持ちになる。オンラインだとなかなか懇親会って難しかった。懇親会こそオフラインじゃないとまだ難しいなと思うことの1つでもある。
#毎週RubyRailsというもくもく会を毎週火曜日の19時から開催しているがオンラインで会った人とオフラインで初めて会えたのも感動的だった。やっぱりオフラインっていいなって思った。

そんな感じでつらつらと書いてきたが何が言いたいかっていうと人はリアルな繋がりも大切だよねっていうありきたりなことが言いたかった。自分は家が好きであまり外に出るタイプではないけど定期的にカンファレンスとか勉強会とかオフラインのものに参加しなきゃいけないなって思った。

そんな感じでKaigi on Railsは久しぶりに行ったいいカンファレンスだったよって話。もしまだ行ったことない人はとりあえず小さなコミュニティでもカンファレンスからでもいいから行ってみると楽しいかもしれないし何か得るものがあるかもしれないよと思う。