Facebookユーザーを7500万人から5億人まで増やしたと言われているAndrew Johns氏の講演会が7月26日に行われました。
イベントページはこちら→Facebook、Quoraのユーザー獲得チームの秘密
Togetterのまとめはこちら→「Facebook、Quoraのユーザー獲得チームの秘密」のまとめ
僕の取ったメモ全てはこちら→「Facebook、Quoraのユーザー獲得チームの秘密」イベントに参加してきました。メモ
お話を聞いた中で僕が感じたこと、重要だと思ったことを共有しようと思います。
お話していただいたAndrew Johns氏はこの方です
2007年にFacebookにジョインし、その後Twitter、現在はQuoraで働いており、ユーザー獲得チームでユーザーを獲得してきた”すごい人”です。
シリコンバレーでは最近ユーザー獲得チームというものが動いており、ユーザー獲得というチームが結成されつつあるということです。
ユーザー獲得チームは、事業全体を俯瞰し、いかにユーザーを増やせるか、非アクティブユーザーをアクティブユーザーに出来るか、ということを仕事にしています。
シリコンバレーでもこのユーザー獲得チームが結成されている率は1%にも満たないものですが、Andrew氏によると、10年後には50%以上のチームで結成されるであろうという予測をされています。
目次
ユーザー獲得チームで考えること
ユーザー獲得チームが考えることは常に以下の3つです。
1,sign upをいかに増やせるか
2,非アクティブユーザーからアクティブユーザーに変わるユーザーをいかに増やせるか
3,アクセスしなくなったユーザーをいかに減らせるか
上記の3つを考えるために様々なデータを取得・解析し方向性を考えます。
解析をするときに、難しくしがちですが、10歳でも理解出来るほどにシンプルにわかりやすくすることが重要です。
ユーザーを獲得するために
ホームページはプロダクトにすぐにsign up出来るように設計すべき。
なぜならユーザーには出来るだけ早くプロダクトに触ってもらい、体験出来るようにすべきだから。
Twitterであれば初期だとsign upボックス、検索ボックス、使用者のアイコン、アイキャッチ画像など多くの要素が組み込まれていたが、現在のTwitterのホームページはとにかくシンプルに、とにかく早くsign up出来るようになっている。
サイトスピードについて
サイトはとにかく早く表示出来るようにする。
ユーザー獲得チームは表面の改善だけでなく、裏側の改善もする。
スピードはお金に直結する。
500ms遅くなるごとに10%のアクティブユーザーが非アクティブユーザーに変わる。
ユーザー獲得チームのマインド
ユーザー獲得チームの持つべきマインドとしてとにかく素早くテストを行う。
そして結果を解析し、それをもとに分析、またテストを行える人材が適している。
あまり目立つ仕事ではないので、あまり目立たなくても大丈夫な人がやるべき。
ユーザー獲得するアイディアはどのように思いつくのか
賢い人を何人か部屋に呼び、現状を確認しながら出来ること・出来ないこと関係なくアイディアを300個程度出し合う。
300個の中に20個ほど突拍子もないクレイジーなアイディアを入れる。
フレームにとらわれない考えが重要。
アクティブユーザーを増やすためには
ユーザーがプロダクトを使用しない理由は友達がそこにいないから。
なので友達がプロダクトを使っている状態にすればよい。
Facebookの友達検索機能・友達レコメンド機能が充実しているのはこの考えがあるから。
友達がいつも使っていれば友人も使う。
Facebookの文化
Facebookでは以下の文化が徹底されている。
1,早く動いて壊せ
2,完璧にするよりもまず終わらせろ (done is better than perfect.)
完璧にすると時間がかかる。
toBでもユーザー獲得チームは結成すべきか
結成すべき。ただマーケティングチームとはチームをわけるべき。
マーケティングチームは、長期的な視点から会社を見てブランディングや利益を生み出す。
ユーザー獲得チームはもっと短期的な視点からユーザーを獲得するため、両者のKPIが全く違うから。
toBでも人事部長をいかにリーチするか、そして何に苦労しているのかを考えて作らなければならない。
何に困っていてどうすれば解決出来るかを常に考えるべき
以上が大切だと思った部分です。
僕の取ったメモの全ては以下にアップしておくので興味のある方は読んでみてください。
「Facebook、Quoraのユーザー獲得チームの秘密」イベントに参加してきました。メモ
参加してよかったイベントでした。
主催者の株式会社OpenNetworkLabの皆様にはお世話になりました。
またこのようなイベントに参加していこうと思います。
何か質問がございましたら以下のコメント欄、またはリプライ(@DAI199)へお願いします。